2010-07-15

Yahoo!オークション「リクエスト掲示板」リリース

Yahoo!オークションの新機能として、「リクエスト掲示板」というものをリリースしました。今回初めてヤフオクを担当させてもらい、コンセプトの発案から開発まで一通りさせてもらいました。まずはモバイル版のみでの提供です。
http://special.auctions.yahoo.co.jp/html/mobile/request/


Yahoo!オークションというサービスは、ユーザーの出品によりマーケットが作られ、ユーザーの競売、落札により商品の売買が行われるという、CtoCにより成り立つUGC(※ユーザーが創り出すコンテンツ)のさきがけ的サービスです。

いま競売市場は1兆円とも言われてますが、そのうちの大部分はYahoo!オークションが占めていますが、市場としてはほかのECサービスの台頭もあり、この市場は2006年以降は踊り場に出たといわれています。

今回、新しく機能を提供するキッカケは、人々がUGC活動を飛躍的に行うようになったのに踊り場に出るというのは如何なるものか、まだこの市場は開拓していく余地があると感じ、企画をしていきました。

オークションの魅力とはなにだろう?その問いかけが、企画のぶれないコンセプトを考えるにあたって非常に重要でした。コマースサービスは、結局のところ次の4点が重要なポイントとなります。
1.価格が安い
2.品揃えが豊富
3.すぐに届く
4.決済手段が容易

この中で、オークションが次のステージに向かうにあたって強化していくには、「2.品揃えが豊富」という部分しかないと思っています。さらに一般の方々の投稿により成り立っているサービスであることから、レアな商品、通常の店舗では売っていないような商品も品揃えできる可能性がまだまだあると感じました。

「ヤフオクに来たら、なんでも揃う」
そのような世界観を作り、本プロジェクトはスーパーロングテールPJと名付けました。ヤフオクにはもう充分商品が揃っているのではないかという声も聞こえてきそうですが、商品を探しに来たユーザーが検索をし、「その商品はありませんでした」という検索ゼロ結果を見るユーザーが、30%を超えているというデータからも、まだまだ商品の品揃えを充実させる必要なあります。


どのようにしたら、レアな商品を持っている人が出品してくれるのか。また、検索ゼロ結果を見たユーザーをどのように導くかを解決することが、今回の企画の肝となっています。

1.自分が欲しい商品をリクエストしてもらう(リクエスト人)
⇒ヤフオクにない商品を掘りおこします
2.リクエストに挙がっている商品を見て自分も欲しいと同意します(同意者)
⇒その商品に対しての市場のニーズをはかります
3.自分が持っている商品にニーズがあると知り出品します(出品者)
⇒売れるという確信を持って上で出品できます
4.出品されたら、リクエスト人、同意者にアラートメールが届きます
⇒欲しい商品を見逃すこともありません
5.アラートが配信され、オークションがスタート
⇒念願の商品を手に入れることと、高値がつくかもという双方の欲求を叶えます

ちなみにリリース初日で、リクエスト数は早くも2000投稿を超えました。モバイル版だけの機能ですが、ヤフオクのサービスの大きさを改めて感じました。また、当初の予定通り「こんなマニアックなモノが求められているなんて!」というようなリクエストが約8割を占めています。これをキッカケに、これまでになかった市場を開拓できればと思っています。

また最後に、なぜモバイル版のみでリリースしたのかと聞かれるのですが、これはスーパーロングテールなリクエスト商品を集めるための戦術です。モバイルでの投稿はまだまだハードルが高く、その投稿ハードルを乗り越えてまでも「欲しい!」商品を集めることで、リクエスト掲示板の質と方向性をしっかりと決定づけたかったからです。

もちろん、PC版での展開も視野に入れていますので乞うご期待。そして、まずはモバイル版リクエスト掲示板をぜひお試しください。